AI検索で最も引用されるのはYouTube Digiday調査

この記事の結論

米Digidayは2026年9月23日、ChatGPTやGoogleのAIモードなど8つのAIでYouTubeが最も引用されたとするMeltwaterのデータを含む複数調査を整理しました。引用の94%は長尺動画で、引用は1か月で約43%減るとのデータもあります。

何が報じられたか

米国の広告業界メディア Digiday は2026年9月23日、「LLMs keep citing YouTube in search results」と題した図解記事で、AI の回答で YouTube が引用される状況を、複数の調査会社のデータから整理しました。YouTube は操作方法などを学ぶ場として使われてきましたが、AI が利用者を YouTube に案内する場面も増えているという内容です。

8つのAIでYouTubeが最多

記事が紹介した Meltwater のデータでは、2026年8月に、Claude、ChatGPT、Copilot、Google の AI モード、AI による概要(AI Overviews)、Gemini、Perplexity、Grok の8つの AI で、YouTube が最も多く引用されたプラットフォームでした。かつて首位だった Reddit を上回り続けているとしています。

記事は、Google 自身の AI 検索でも YouTube の存在感が増しているとしています。広告代理店 Tinuiti が AI 可視化ツールの Profound と行った分析(2026年第2四半期の AI 引用トレンド報告。複数の AI で、購買意図のある一定の質問群に対する引用を追跡したもの)によると、AI モードの引用に占める YouTube の割合は2026年1月から4月の間に4倍以上になり、AI による概要では2倍以上になりました。Tinuiti のレポートページには、2026年9月27日時点で第3四半期版(同ページの公開日は2026年8月27日)が掲載されており、AI モードの引用に占める google.com の割合が今年13倍超に増えたこと、YouTube や Google ビジネスプロフィール、google.com の商品カードなどを通じて Google が自社のページを引用する傾向が強まっていることが要点として示されています。

引用されやすい動画の特徴

Digiday は、OtterlyAI のデータ(開発者コミュニティの DEV Community で紹介されたもの)として、YouTube の引用の94%が長尺動画で、ショート動画は5.7%にとどまると伝えています。動画の長さでは10分から20分のものが引用の32.1%を占めました。記事は、この長さの動画にはチャプターやタイムスタンプが付いていることが多く、AI がどこで何が語られているかを把握しやすいためではないかという見方を紹介しています。説明的でキーワードに沿ったタイトルや概要欄も手がかりになるとしています。

また、Claude と Gemini を比べた Weglot のデータを引き、AI が YouTube を引用していても、その動画を回答の生成に使ったとは限らず、追加情報として動画を勧めているだけの場合もあると注意を促しています。

引用は長続きしない

一方で、Scrunch のデータでは、YouTube 動画の引用率は最初に引用されてから1か月で約43%下がり、18.4%から10.5%になりました。2026年5月から7月にかけて、数千本のスポンサー付き YouTube 動画と数百万件の引用を追跡した分析です。AI の検索と順位付けは常に更新され、新しい動画が古い動画に取って代わることがあるため、一度 AI の回答に出ても長く続くとは限らないというのが記事の見立てです。

日本の企業にとっての意味

紹介されたデータには、日本語の検索や日本市場に限った数字は含まれていません。日本でも同じ傾向があるかは確認されていない点に注意が必要です。そのうえで、LLMO(AI 検索への最適化)をウェブ記事だけで考えず、YouTube の動画も AI に引用される情報源として扱う必要性を示すデータといえます。

具体的には、製品の使い方や比較の解説を10分から20分程度の長さで作り、チャプターを付け、タイトルと概要欄に内容を正確に書くことが、記事で紹介された傾向に沿った対応です。ただし引用が1か月で大きく減るというデータもあるため、一度作って終わりにせず、定期的に更新する計画が必要になります。Google が自社の面を引用する傾向が強まっているという Tinuiti の指摘を踏まえると、YouTube と Google ビジネスプロフィールの情報を整えることは、Google の AI モードで見つけてもらううえで重要性を増していると考えられます(推測です)。

出典

Koukoku.aiは、ChatGPT広告をはじめとするAI検索広告の運用代行と、AIの回答に引用されるためのLLMO対策の両面から支援しています。詳しくはサービス一覧、ご相談はお問い合わせからどうぞ。

よくある質問

AI検索で最も引用されるサイトはどこですか。

Meltwaterのデータでは、2026年8月にClaude、ChatGPT、Copilot、GoogleのAIモードなど8つのAIでYouTubeが最も多く引用されたプラットフォームでした。

AIに引用されやすいYouTube動画の特徴は何ですか。

OtterlyAIのデータによると引用の94%が長尺動画で、10分から20分の動画が引用の32.1%を占めます。チャプターや説明的なタイトルが手がかりになるとみられています。

YouTube動画の引用はどれくらい長続きしますか。

Scrunchのデータでは、動画の引用率は最初の引用から1か月で約43%下がり、18.4%から10.5%になったと報告されています。

本記事は、公開情報をもとに構成しています。

本記事の監修:齊木祐介(株式会社ASI 代表取締役)— AI広告・LLMO支援やAI・ロボティクスの導入支援など複数事業を統括し、実務で得た知見をもとに本サイトの情報を監修しています(運営:株式会社ASI)。
姉妹サイト: Koukoku.ai Media | AI広告代理店比較
最新の問い合わせ・相談 もっと見る(過去の相談)→